2020年の3月に発表した8種類の半幅帯です。
発表当初は中央付近のステンシルのみでしたが
現在は両端に約1mづつ手描きの柄が入る仕様になっております。
裏面の生地も遠州木綿を使用しております。
オンラインストアでは制作の依頼を受けることはもちろんですが
在庫があるものは数日以内に発送できるようご注文を承っております。
このサイトを訪れて頂いた方の中には
わたくし「しばきり しげゆき」がなぜ半幅帯を作っているのか?
疑問に思う方が少なからずいると思われるので、その辺りのこと書きました。
疑問が解消されたら幸いです。
ネップとスラブをストライプの中に表現しました。 生地を織る糸にネップやスラブといった味のある糸があります。 ネップは繊維が絡み合ってできた糸の玉、スラブは2 本の糸を 撚り合わせた飾り糸で、ところどころに太くて長い節を作り太さ に変化をもたせた糸です。これらの糸はどんな織機でも使えるわ けではありません。遠州木綿は昔ながらのシャトル織機を使って いるのでこれらの糸を使うことで味わい深い表情の生地を織るこ とができ、それも大きな魅力のひとつとなっています。ご希望の 色で制作いたします。色の組み合わせについてはお気軽にお問合 せください。
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タイに滞在中に、現地の人たちのバナナの有効活用に感動して作っ た絵柄です。現地では市場に行けばバナナの葉で包んだ食べ物は普 通にいろいろあります。今ではスーパーでも包装に使っているよう です。バナナの房の下のえんじ色のものが花です。花や茎も食材に なります。もちろん食用以外にも、繊維を使ったプロダクトもいろ いろあってバナナすごい、と思いました。植物を人間の暮らしに活 用することはバナナに限りませんが当時の自分にとってバナナは象 徴的なものでした。井桁は、子どもの頃はなんか古臭い柄だなと思 っていました。そんな井桁もいつの間にか大好きな柄になりました。 そんな2つの要素を半幅帯で組み合わせました。
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タイではバナナをよく食べてました。フリーのバナナを置いてる店 も珍しくないです。現地で一般的なバナナは日本でよくみかけるも のと違い太くて短いです。食感もプルンとした感じで、それに慣れ てしまうと細長いタイプのバナナはスポンジを食べているように感 じます。
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タイやラオスを長距離バスで移動すると、果てしなく田んぼがあり ます。平らなところがあれば米作るぞというくらい、しかも手植え。 自家用の米を作るというよりはコミュニティとして動いているよう に見えました、想像ですが。。。笑)東南アジアも様々な面で急速 に変化を続けているけど、日本ではとっくの昔に失われたものが今 でも見られるということも旅の醍醐味のひとつだと思います。
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薪。キャンプや薪ストーブで使う「マキ」が積まれた断面をデザ インしました。311を経験して、それ以前よりエネルギーについ て考えるようになりました。冬場、灯油でも電気でもストーブを つけるのが少し悔しいです。薪やペレットは循環系のエネルギー なので憧れは続いています。日本は石油をほぼ産出してないけど、 海に囲まれた山だらけの資源大国だとおもいます。もっと上手く 活用できたら、なんてことを思います。画像の上になっているピ ンクの個体は、「桜の季節」をイメージして色を選びました。下 の青い個体は「水と木」のイメージです。
●「桜の季節」の詳細を見る ●「水と木」の詳細を見る
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’19の11月にデザインしました。最初にフレームを分割してその 中を思いつくまま埋めていきました。 インスピレーション。好きなものとか、大切に思えるもの。 なにかしら、共感してもらえたらさいわいです。 この世に存在する すべては繋がっています、そして循環しています。
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おなじみの市松模様、ブロックチェックといえばそれこそ世界中 にありそうですね。そんなスタンダードな柄を植物系でアレンジ しました。人間も植物がないと生きていけません。そして、植物 の力を侮ってはいけないと常に思っています。この宇宙に存在す るすべてが、全体の一部であることも忘れないでいたいです。
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麻の葉模様のキモノや帯は、キモノをきた人が集まる場所では 必ずと言っていいほど見かけるポピュラーなもの。麻の葉はお おあさの葉、つまり大麻の葉で、麻の葉模様は、大麻を上から 見た所をデザインしたもの、といわれます。日本人にとってよ ほど身近なもので親しまれていたことが、和装の世界を見るだ けでも感じ取ることができます。
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